季節と症状

朝晩と日中との間での気温差をずいぶんと感じるようになりました。

気温が下がったことで、便秘や腰痛といった症状を訴えられる方が増えたように思いますが、先日こういうことがありました。

自転車でいつも通り、朝、出勤していた時のことです。

自転車を止めて、郵便局に入ろうとしたところ、50〜60代の男性がバイクにまたがったまま後ろから私のところにきて、いきなり大きな声を出して怒鳴り出しました。

しっかりと私の目を見ながら、よく聞くと「バカにするな」というようなことを怒鳴りつづけています。

全く知らない男性がなんでこんなに騒いでいるのか理解できず、一瞬驚きましたが、ほんの10秒ほど聞いて、特に反応することもなく背を向けて郵便局に入ろうとしたところ、その男性もそのまま何もなかったようにバイクでその場を去りました。

怒鳴られるというのは嫌なものですが、必死に抗議しているという風にも見えました(私には全く心当たりがないのですが)。あの男性はどういう現実で過ごしておられるのかなと思うと、若干、気の毒にも思いますね。

ところで鍼灸では、体や症状をみるときに「寒熱」という「見立ての枠」を重視します。

この外気の温度が下がり、日中の気温と朝晩の気温との差が激しいこの頃は、外気が下がることで、体の中に熱がこもることが原因で色々な症状を発症しますが、この男性の症状もそのようにみることができます。

病院に行かれたら「認知症」「脳血管障害」などの症状と言われるかもしれませんね。

病院できちんと診察を受けて、鍼灸での施術も受けられたらいいのになと思いました。

この記事を書いた人

hanazono49in